中小企業や小規模事業者が、人手不足の解消や業務の効率化を目的に、省力化につながる機械やシステムを導入する場合に、その費用の一部を国が支援してくれる制度です。

補助金担当

弊社補助金担当からのアドバイス

採択されるためのポイント

現在省力化投資補助金の「カタログ型」に掲載されている建設事業向きの機器には次のようなものがあります。

省力化投資補助金

製品カテゴリの概要
チルトローテータ付ショベルやマシンコントロール・マシンガイダンス機能付ショベルなど

価格と導入費用(目安)

約2,000万円~4,500万円程度で導入可能。

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

省力化投資補助金

製品カテゴリの概要
トータルステーション(水平角と鉛直角を計測する経緯儀に、測距機能が内蔵された測量機、以下TS)のうち、ノンプリズム、モータードライブ、遠隔操作、自動視準、自動追尾などの省力化を実現する機能を有している測量機。

価格と導入費用(目安)

数百万円程度で導入可能。

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

省力化投資補助金

製品カテゴリの概要
本装置は建築や土木工事に使用される鉄筋を用途(ビルの柱・梁、橋梁など)に合わせた形に自動曲げ加工する機械

価格と導入費用(目安)

約880万円~2,600万円(曲げる鉄筋の硬さ・太さや曲げたい形状による)

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

省力化投資補助金

製品カテゴリの概要
スキャナーから照射されたレーザーによって、離れた位置から非接触、ノンプリズムで大量点群データを取得し対象物の空間位置情報を取得するシステム。本機を三脚等に固定して計測する地上型3Dレーザスキャナー(TLS)。

価格と導入費用(目安)

500万円程度からで導入可能。

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

省力化投資補助金

製品カテゴリの概要
バランサ装置は、荷を垂直方向に移動する時に動力を使って助力する装置である。

価格と導入費用(目安)

200万円程度から導入可能。

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

省力化投資補助金対象機器

製品カテゴリの概要
自律走行で床を清掃(湿式、乾式等)するロボット。各種センサにより、人や障害物を回避しながら清掃可能。

価格と導入費用(目安)

数百万円程度で導入可能。

出典元:中小企業省力化投資補助金製品カテゴリ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

補助金担当

弊社補助金担当からのアドバイス

上記以外に様々な機器がカタログ登録されています。

こちらの制度が開始された当初は、カタログに掲載されている機器が少なく使い勝手が悪い補助金制度でしたが、この記事を作成している現在(2025年4月)上記以外にも
・GNSS測量機(RTK)
・建設現場作業ロボット(鉄筋組立作業ロボット)
・自動チェックイン機
・シンダーコンクリート解体機
・パワーアシストスーツ など
様々な機器が本補助金となっておりますので、ご興味がある方は是非一度下記をご確認下さい。
→ https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/product_catalog/

最近、日本では多くの業界で「人手不足」が問題になっています。
そのため、ロボットや自動化機器、ITシステムなどを使って、少ない人数でも仕事が回るようにしよう!という動きが広がっています。

この補助金は、そうした設備投資を支援することで、企業の生産性アップや人手不足解消を後押しする目的で国の方針に沿って作られました。

なお、ものづくり補助金などの一般的な補助金制度は、補助金の申請から採択、補助金の入金まで通常1年~1年半前後の期間を要し、さらに、申請手続きは複雑かつ専門的で利用者からその使い勝手の悪さを指摘されています。

この省力化投資補助金には、そういった補助金制度の欠点を改善する為に「カタログ注文型」という申請枠が作られており、このカタログ注文型の「カタログ」に掲載されている商品を購入する際にこの補助金を活用すれば、複雑な申請手続きに煩わされる事が少なく、また申請から2~3ヵ月程度の短期間で行政から補助金の入金があり、補助金の申請手続きに不慣れな方にはオススメの補助金制度です。

補助額は次の通りです:
補助上限 1500万円  補助率 1/2以下
具体例:3000万円(税抜)のカタログ掲載補助対象機器を購入する場合、最大で1500万円が国から補助されます。
注:省力化投資補助金【一般型】の補助上限は1億円です。(2025年4月現在)

1
補助対象かを確認

導入したい機器が「カタログ」に掲載されているか確認

2
販売事業者を選定

一連の補助金申請手続きの支援を実施してくれる事業者を選ぶ

3
補助金へ申請

販売事業者のサポートを受けながら補助金申請

4
採択

採択されれば、補助金を活用し機器導入

5
採択から入金まで

補助対象機器購入後の流れ 実績報告→補助金額の確定→入金 

6
効果報告(3年間)

3年間効果報告を提出し手続終了

補助金担当

カタログに希望される機器が掲載されていない方へ

この省力化投資補助金【カタログ注文型】の最大の欠点は自社が購入を希望する機器がカタログに載っていなければ本補助金を活用出来ないことです。
この制度の欠点を対応として本補助金運用開始後に新たに【一般型】という枠が作られました。
人手不足対策の為にデジタル技術を活用したオーダーメード性のある設備の導入をご検討でしたら、省力化投資補助金【一般型】への申請が可能です。

カタログ型についての解説はコチラ
→ https://hojyokin-hiroba.com/syouryoku-subsidy-how-to-use/

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補助金の広場代表畠中

大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。