2021年8月17日
2023年1月24日

消費税が10%になった現在、補助金で消費税の支払いが出来るのかどうかは重要ですよね。
また、いざ補助金申請が採択された場合、補助金に関連する消費税の処理はどのようにすればいいんでしょうか?
今回は、この「補助金の消費税処理」についてご説明していきたいと思います。
それではどうぞ。

支払った消費税は補助金の対象になりますか?

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原則消費税は補助金の「対象外」です!

原則的な消費税の処理方法

補助金の交付申請書の補助金申請額の算定段階で消費税を補助対象経費から除外すれば問題ありません。

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つまり、補助金を申請する時に消費税を抜いた本体価格のみを申請すればいいですよ!という事です。
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例外的な消費税の処理方法

補助金に係わる消費税処理において支払う消費税を補助対象として一時的に計上する場合でも補助申請が可能な場合があります。
そのようなケースで、事業者が消費税仕入税額控除制度を利用している場合、その消費税の一部または全部が誤って控除されるような経理処理をしてしまい問題となる場合があります。
このような場合は、次のような手続きで消費税を納める手続きをしましょう。

具体的な処理方法

・ 消費税の確定申告後、補助金に係る消費税の仕入控除税額が確認された場合には報告書を速やかに作成します。
・ 補助金に係る消費税の仕入控除税額が発生しない場合には、その理由がわかる資料を整理する。
・ 実績報告書作成時に補助金に係る消費税の仕入控除(又は還付)税額が明らかな場合は、その分を減額して報告する。
・ 確定検査後に、消費税の確定申告(補助事業者の事業期間が4月~3月の場合、翌年5月)があり、控除(又は還付)を受けることが通常であるため、消費税を含めて補助金の交付を受けた場合には、忘れずに本処理を行う。

※詳細や個別案件については管轄の税務署にお問合せ下さい。
国税庁 税務署の所在地などを知りたい方


尚、今回の調査資料として経済産業省大臣官房会計課の補助事業事務処理マニュアルを参考にしました。
こちらがリンクとなっておりますので、詳しくご覧になりたい方ご活用下さい。
補助事業事務処理マニュアル
こちらは旧マニュアルです。ご使用の際は最新のものをご確認下さい。

下記が参考にしたページになります。

補助金と消費税
経済産業省事務処理マニュアルより
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ご説明したとおり、補助金申請に消費税を含めると、その後の経理処理等がここに説明した通り大変複雑で面倒なことになりますので、まずは補助金申請時に消費税を含めないように対処する事をオススメします
尚、詳しくは御社を担当されている税理士先生にご相談されるのが一番かと思います。

いかがでしたでしょうか。
出来れば補助金で消費税の面倒も見てくれないかな!?と思われていた社長も多いかと思いますが残念ながら消費税は補助金対象外です。
それでは今日はここまでです。

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