
🌐外国人雇用をご検討中の事業主の皆さま
現在、深刻化する人手不足への対策として、行政では外国人材の雇用にかかる初期費用の一部を補助する制度を設けています。
中でも、私たちの地元・神奈川県では「高度外国人材受入支援補助金」が実施されており、1社につき最大3名まで、1人あたり最大50万円の補助が受けられる仕組みとなっています。条件はあるものの、零細企業や中小企業でも活用しやすい内容となっており、採用コストの負担軽減に大きく貢献します。
なお、こうした補助制度は全国各地で不定期に実施されているため、今後外国人材の採用を検討されている方は、採用活動を始める前に、ぜひお住まいの地域で同様の支援制度がないか確認されることをおすすめします。
🌍 はじめに|神奈川県の外国人材受入支援とは
神奈川県では、県内の中小企業が海外から高度外国人材を採用する際にかかる初期費用を支援する補助金制度を設けています。対象となる人材は「技術・人文知識・国際業務」または「高度専門職」の在留資格を取得予定の方で、入国後に神奈川県内で勤務することが条件です。
この制度は、採用にかかるコストを軽減し、企業のグローバル化や人材確保を後押しすることを目的としています。
🏢 対象となる企業と人材の条件
補助金の対象となるのは、神奈川県内に事業所または事務所を有する中小企業です。申請できる外国人材は、以下の条件を満たす必要があります。
- 在留資格「技術・人文知識・国際業務」または「高度専門職」を取得予定
- 入国後、神奈川県内で勤務する予定
- 1社につき最大3名まで申請可能
💰 補助金の内容と金額
補助金は、外国人材の受入れにかかる以下の費用の3分の1が支援されます。1人あたりの上限は50万円です。
対象となる費用には以下が含まれます:
- 人材紹介手数料
- 内定者向けの日本語学習費用や受入サポート費用
- 在留資格認定証明書交付代行費用
- 行政書士等への相談費用
- 採用予定者の日本への渡航費(航空券代、燃油特別付加運賃、空港施設使用料など) など
📅 募集期間と申請方法
申請受付期間は 6月11日(水)から翌年2月13日(金)まで です。ただし、予算額に達した時点で受付が終了となるため、早めの申請が推奨されます。
申請は電子申請で行われ、先着順での受付となります。受付時間は平日9時から12時までです。
⚠️ 注意点と申請時のポイント
申請にあたっては、以下の点に注意が必要です。
- 予算額に達すると受付終了となるため、早めの準備が重要です。
- 1社につき最大3名まで申請可能です。
- 対象となる費用は、明確な契約や領収書などの証憑が必要です。
🖥️ どこで詳細を確認できるか
制度の詳細や申請方法については、神奈川県の公式サイトにて案内されています。最新情報や申請書類のダウンロードは、神奈川県の補助金案内ページをご確認ください。
🧭 まとめ|制度を活用して採用をスムーズに
神奈川県の高度外国人材受入支援補助金は、海外人材の採用にかかる初期費用を軽減できる非常に有用な制度です。グローバル人材の確保を目指す中小企業にとって、活用する価値は大いにあります。申請は先着順であるため、制度の内容をしっかり理解し、早めの準備を進めましょう。
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この記事を書いた人
経産省 認定支援機関 株式会社エイチアンドエイチ
代表取締役 畠中 均(はたなか ひとし)
大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。