決算書とは、会社の「お金の成績表」です。
会社が1年間でどれくらい儲けたのか、どれくらいお金を持っているのか、どんなふうにお金を使ったのかをまとめた書類です。

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決算書を作成する理由はこちら https://hojyokin-hiroba.com/what-is-settlement/ で既にご説明したとおり【税務申告のため】【株主への報告のため】など様々です。また、目的によって決算書を作成する基準となる基準日も様々です。
ちなみに
個人事業主は毎年12月31日が決算日(固定)
法人(株式会社など)は自由に決算日を設定できます。
→ 月末でなくてもOK!ただし実際日本では3月末や12月末が多いです。
また、決算日は「定款」で決めます。変更も可能です。(税務署への届出が必要)

決算書は主にこの3つでできています:

何がわかるの?

  • 会社がどれだけ売上を上げて
  • どれだけ費用を使って
  • 最終的にいくら利益が出たかがわかります。

こんな感じで書かれています:

  • 売上高(どれだけ売れたか)
  • 費用(仕入れや人件費など)
  • 利益(売上 − 費用)

ポイント!

「黒字」=儲かっている、「赤字」=損している、ということがわかります。

何がわかるの?

  • 会社が持っているお金やモノ(資産)
  • 借りているお金(負債)
  • 自分のお金(純資産)がわかります。

こんな感じで書かれています:

  • 資産:現金、建物、在庫など
  • 負債:借金、買掛金など
  • 純資産:資本金、利益の蓄積など

ポイント!

「資産 = 負債 + 純資産」というバランスが大事です。

何がわかるの?

  • 会社にお金がどれだけ入ってきて
  • どれだけ出ていったかがわかります。

3つの流れに分かれています:

  1. 営業活動:本業での現金の動き(例:商品を売って得たお金)
  2. 投資活動:設備や株などへの投資(例:工場を建てた)
  3. 財務活動:お金の借り入れや返済(例:銀行から借りた)

ポイント!

利益が出ていても、現金が足りないと会社は回りません。
「キャッシュフローが健全か」はとても大切です。

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みなさんも黒字倒産という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
損益計算書では利益が確保出来ている黒字企業でも、日々の支払いが出来ず不渡りを出せば銀行から融資が止められる、仕入先が納品を停止するなどの理由から倒産することがあります。
キャッシュフロー計算書でわかる数字は会社運営上大変重要です。

  • PLで出た利益は、BSの純資産に加わります。
  • BSの資産や負債の変化は、CFに影響します。
  • PLで黒字でも、CFで現金が減っていることもあります(=黒字倒産のリスク)。

この3つをセットで見ることで、会社の「今」と「これから」がよくわかります。

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補助金の広場代表畠中

大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。