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今更聞けないGX(グリーントランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)の違いとは

GXとDXの違い

近年、ニュースや補助金、公的施策、企業の中期経営計画などで頻繁に登場する「GX」と「DX」。
何がどう違うのか、なぜ今両方が注目されるのか、自社や個人事業者にはどちらが関係あるのか――こうした点が曖昧なまま言葉だけが一人歩きしているケースも少なくありません。

本記事では 「今更聞けない」 をテーマに、GXとDXの違いと、特に補助金や今後の政策動向(高市政権の施策予想)をわかりやすく解説します。

DX(Digital Transformation) とは、デジタル技術を活用して業務・組織・ビジネスモデルそのものを変革することを指します。単なるIT化やシステム導入ではなく、データやAI、クラウドといった技術で価値そのものを変える取り組みです。

目的例

具体例としては、紙・FAX中心の業務をクラウド化したり、CRM導入で顧客データを活用したりするなどが挙げられます。

GX(Green Transformation) は、脱炭素・温室効果ガス削減を軸に、社会・経済の仕組みを変革することを意味します。日本では「GX経済移行債」などを活用し、再生可能エネルギーやクリーン投資を官民で進める政策が進行中です。

GXの具体例

近年の日本政府は、「GX 2040 Vision」の下で、企業のGX投資支援として2026年度から約2100億円規模の投資補助金制度を創設する計画を進めています。対象企業には再エネ利用を進める企業やデータセンターも含まれる見込みです。

項目DXGX
意味デジタルによる変革脱炭素による変革
主な目的生産性・競争力向上環境対応と成長
主役IT・データ環境・エネルギー
対象範囲企業・組織社会・産業全体

DXは「稼ぐ力を高める変革」、GXは「持続可能性を前提にした変革」と理解するのが分かりやすいでしょう。

日本の中小企業支援の補助金は、2026年度にかけて次のような方向性で動くと予想されています。

● 審査軸が変わる:省力化にGX・DXを加点評価

令和7年度補正予算などを踏まえると、補助金の評価項目として「賃上げ」「生産性向上」に加えて、GX(省エネ・脱炭素)とDX(実装・運用)が加点対象になる見通しです。特に「省力化+GX/DX」の組み合わせが求められ、加点や優遇につながる可能性が高いとされています。

● 審査の数値化・スコア化

審査では省力化・GX効果・DXによる改善効果などの定量評価が重視され、スコアリング方式が導入される可能性があります。これにより、補助金申請の透明性や迅速な審査が期待されます。

DXの効果

GXの効果

今後は企業評価でも「GX/DXの取り組み有無」が取引先評価や金融評価に影響することが増えると予想されます。

2026年2月に予定される衆議院選挙で政権基盤を固めると考えられる 高市早苗首相の政府では、以下のような政策が進む可能性が指摘されています。

◎ 補助金政策の再編と重点化

高市政権は「積極財政」を掲げており、基本的には企業支援のための補助金政策自体は充実・拡大する方向にあります。ただし、無秩序な大型太陽光(メガソーラー)への補助金は見直す姿勢を示しており、GX関連支援も投資効果に応じた選別が進む可能性との分析があります。

◎ 再エネ導入支援の見直しと促進

高市首相は、従来型の大規模太陽光発電の問題点を指摘しつつ、エネルギー安全保障や効率性を重視した再エネ導入支援政策を進める可能性が議論されています。原子力や次世代発電技術の推進にも注力する姿勢があるとされ、GX政策についても方向性の見直しが進む可能性があります。

◎ 地方創生・地域未来投資への補助金

政府内部では「地域未来交付金」など、地域経済や産業クラスター形成を支援する新たな交付金枠が検討されている可能性があります。農林水産業や地域中核企業へのGX/DX投資支援と組み合わせる形で補助金が設計される可能性があるという分析もあります。

いずれにせよ、GXとDXは別個のものではなく、補助金・政策動向の中心的なテーマになっています。まずは違いを理解し、自社にとって取り組むべき優先事項を見極めることが第一歩です。

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大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。

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