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ものづくり補助金の加点で採択率アップ|加点項目をかんたん解説

ものづくり補助金 加点項目を解説

ものづくり補助金とは、中小企業や小規模事業者が革新的な製品開発やサービス改善、業務効率化を目的として設備投資を行う際に活用できる国の補助金制度です。
補助上限は2500万円(製品・サービス高付加価値化枠のみの場合)、補助率は1/2〜2/3とされ、採択されれば企業の成長に大きな推進力となります。

しかし毎年多くの申請があり、審査も厳格です。だからこそ、申請内容の質だけでなく、「加点項目」の取得が結果を左右する大きな要素となっています。


ものづくり補助金の審査は、書面審査が基本です。そのため、加点要素がある事業者は他の申請者と差をつけやすくなります。こちらは補助金事務局より公開されている加点項目と採択率の相関関係を表したグラフです。これによると加点項目の獲得数が多い方が採択される確率が上がることが分かります。

出典元:ものづくり補助金総合サイト https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html


申請時に最大6つまで加点申請が可能です。下記に、それぞれの項目と該当条件を分かりやすく解説します。(第20次締切公募要領より)

① 経営革新計画

② パートナーシップ構築宣言

③ 再生事業者

④ DX認定

⑤ 健康経営優良法人認定

⑥ 技術情報管理認証

⑦ J-Startup/J-Startup地域版

⑧ 新規輸出1万者支援プログラム(グローバル枠限定)

⑨ 事業継続力強化計画

⑩ 賃上げ計画の表明

⑪ 被用者保険加入の任意適用

⑫ えるぼし認定

⑬ くるみん認定

⑭ 事業承継/M&A

⑮ 成長加速マッチングサービスの登録



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加点項目の中には、獲得の難易度が高く、準備に時間がかかる上に、申請後の審査期間も長いため、実際には補助金申請を有利に進めるために活用するのが難しい制度もあります。
そのため、まずはすべての加点項目について、申請手続きの内容や達成の難易度などを事前に調べたうえで、補助金申請のスケジュールに間に合う項目を選んで狙うことが大切です。

加点項目を申請して補助金が採択されたにもかかわらず、その内容を達成できなかった場合、申請者がペナルティを受ける場合があります。
ただし、天災や盗難など不可抗力の場合は正当な理由と認められる可能性があります。未達成を報告する場合は、事前に補助金事務局へ相談する。または、報告時に必ず理由を明記しましょう。


1.申請する加点項目を3〜6個程度選定

2.各項目の取得スケジュールを逆算して準備

3.社内体制や事業計画と加点要素の整合性をチェック

4.すべての証明資料をそろえ、事前確認する

5.制度理解を深めたい場合は、専門ページの活用もおすすめ

加点項目は採択率を上げるための【大変有効な手段】です。是非有効に活用して採択を勝ち取って下さい。


初めての申請に不安がある方、どの加点を目指すべきか悩んでいる方におすすめなのが「ものづくり補助金の教科書」。無料公開中ですので、これからものづくり補助金を利用しようとお考えの方は是非一度ご覧下さい。

ものづくり補助金の教科書
ものづくり補助金に関して無料で解説中


ものづくり補助金の教科書【Page 1
※ページ1ではものづくり補助金の概要や入金までのスケジュールなどを解説中
ものづくり補助金の教科書【Page 2】
※ページ2では各種要件などについて解説中
ものづくり補助金の教科書【Page 3】

※ページ3では業界ごとの採択事例などを紹介

大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。

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