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士業開業初期にやるべき「営業活動」7選|まず何から始める?

士業コンサル向け 開業初期にやるべき営業活動

士業(行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士、公認会計士、中小企業診断士)やファイナンシャルプランナー、経営コンサルタントとして独立・開業したばかりの方、または開業から3年以内の方にとって「新規顧客の獲得」は最も大きな壁です。
「営業は苦手…」「どうやって仕事を取ればいいのか分からない」「そもそも営業のやり方が分からない」こういった悩みを持つ士業の方は非常に多いですが、実は開業初期にやるべき営業活動には“王道”があります。
本記事では、士業向けの営業支援を数多く手掛けてきた株式会社エイチアンドエイチが、士業開業初期に必ず取り組むべき「営業活動」7選を徹底的に解説します。

この記事を読めば、「まず何から始めればいいのか」が明確になり、実践に移しやすくなるはずです。

1)士業が営業を苦手とする3つの理由
2)営業活動の全体像と優先順位
3)【営業活動1】家族・友人・知人への開業報告と紹介依頼
4)【営業活動2】名刺交換会・異業種交流会に積極的に参加
5)【営業活動3】同業士業・周辺士業とのパートナーシップ構築
6)【営業活動4】ホームページ・SNS・ブログでの情報発信
7)【営業活動5】地域の無料相談会・セミナーの開催
8)【営業活動6】既存顧客の徹底フォローと口コミ誘発
9)【営業活動7】補助金・融資などニーズの高いサービスに特化
10)まとめ:営業活動を「やり切る」ことが成功の鍵

士業が営業を苦手とするのには明確な理由があります。
▶営業を体系的に学んだことがない
▶自分を売り込むことに心理的抵抗がある
▶士業は待っていれば相談が来るという思い込みがある

士業は資格取得に向けた勉強が長く、営業やマーケティングの知識が全くないまま開業するケースがほとんどです。さらに「売り込みはカッコ悪い」「士業が営業するなんて必死に見られる」という思い込みから行動できない方も多くいます。
ですが、開業初期は“行動量”が命です。

残念ながら・・・
仕事は、待っていても来ません。

士業の営業活動は、大きく次の3つに分類できます。
①身近な人に知ってもらう活動(口コミ営業)
②士業・ビジネス仲間と繋がる活動(紹介営業)
③見込み客に直接アプローチする活動(情報発信・広告営業)

この順番で進めるのが基本です。まずは「あなたの存在を知っている人」を増やすことが優先です。

やるべき理由
開業時、最も仕事につながりやすいのは「あなたを知っている人」からです。
まずは家族、友人、知人、前職の同僚など、あなたの人柄を知っている人へ開業の連絡をしましょう。

▶実践ポイント
・開業挨拶状を郵送する
・LINE・メールで丁寧に開業報告を送る
・紹介してほしい具体的な業務を伝える
・「どんなことでも気軽に相談してほしい」と伝える

※紹介はお願いしなければ生まれません。知人からの仕事は信頼も得やすく、早い段階で実績を積む絶好のチャンスです。また、知り合いなら営業活動の多少の失敗も多めに見えてもらえます!

◆やるべき理由
士業は特に「人脈ビジネス」です。
異業種交流会や名刺交換会に参加し、あなたの存在を周囲に知ってもらうことが重要です。
▶実践ポイント
・月に最低3〜5回は参加する
・1回の交流会で最低5人は話す
・自分が提供できるサービスを簡潔に説明できるよう準備する
・継続的に参加して「○○さん=士業」という印象を持ってもらう
※交流会で知り合った人が直接仕事をくれることは少ないですが、「誰かを紹介してもらえる」ことが大きな収穫です。

◆やるべき理由
士業同士は競合ではなくパートナーになれます。たとえば行政書士が司法書士や税理士と、社会保険労務士が行政書士やFPなどと連携するする事でお互いに業務を紹介し合える関係を築くことができます。
これは多くの先輩士業や経営コンサルが実践している新規顧客獲得の手法です。必ず実践しましょう。

実践ポイント
・同業者交流会・士業会に積極参加する
・周辺士業にアポを取り「一度情報交換しませんか」と声をかける
・まずは自分から紹介をする姿勢を持つ


※士業パートナーとの協力体制は、長期的な集客の要です。

◆やるべき理由
現代では「検索されて初めて存在を知ってもらう」時代です。
特に法人向け業務の場合、ホームページがない士業は選ばれにくいのが実情です。
▶実践ポイント
・ペライチやWordPressで簡単でも良いので早く公開する
・自分の専門分野に特化した記事を書く
・Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などで実績や活動を継続発信する。可能ならYouTubeも活用する

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更に詳しく情報収集したい方はこちら

WEB集客の手法解説記事
→ https://course.hojyokin-hiroba.com/web-customers-acquisition

◆やるべき理由
無料相談会やセミナーは「あなたの実力を知ってもらう場」として非常に効果的です。
開業初期の士業にとって、一番の武器は「知っていただく事」です。
▶実践ポイント
・商工会議所・地域センター・カルチャー教室などで開催
・チラシ、ポスター、自治体の掲示板などで告知
・参加者には必ず名刺を配り、フォローにつなげる
※無料相談会を継続すれば、口コミも自然に広がります。反応が薄くても継続するのがポイントです。

◆やるべき理由
士業ビジネスは「リピート」と「紹介」が大きな柱です。たとえ小さな仕事でも、一度受任した顧客は徹底的に大事にすることが将来の紹介につながります。

▶実践ポイント
・案件完了後も定期的に連絡する
・ニュースレターやLINEで情報提供を続ける
・顧客の近況や困りごとを自ら聞きに行く
・顧客の知り合いを紹介してもらえないか相談する

※一度きりで終わらせない営業が、士業には必須です。

◆やるべき理由
開業初期は「とにかく仕事を取ること」が優先です。そのためには、今ニーズが高いサービスに絞って訴求することが有効です。
たとえば行政書士でいえば:
・補助金申請サポート
・融資サポート
・建設業許可取得サポート
・相続・遺言サポート
・外国人在留資格取得サポート
※これらは緊急性が高く、顧客が「すぐに動きたい」と思いやすい分野です。

開業初期に必要なのは、「まずは量をこなすこと」です。
「営業は苦手」と言っているだけでは、いつまでも顧客は増えません。本記事で紹介した7つの営業活動は、いずれも王道であり、確実に成果につながる方法です。
・身近な人へのアプローチ
・名刺交換会への積極参加
・周辺士業との連携
・情報発信の継続
・無料相談会の活用
・既存顧客のアフターフォロー
・ニーズが高いサービスへの特化
どれも難しいことではありません。とにかく「行動量」が営業成功のカギです。

もし、営業活動のやり方に悩んだ場合は、当社が提供するWEB集客解説記事も、ぜひ活用してみてください。あなたの士業としての成功を心より応援しています。


士業・コンサル向けWEB集客解説記事
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大手企業を退職後、20代で起業しゼロから複数の事業を展開。現在は、25年以上の経営経験を活かし、認定支援機関として現場経験豊富な経営者としての目線で中小企業支援を行うほか、士業・コンサル向けに中小企業支援の実践的ノウハウを学べる機会の提供にも注力している。

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